専門家に聞いてみよう① がん専門薬剤師の宮本さん
薬剤師さんは、薬と症状の専門家です。お薬をわたしてくれるだけじゃないのです。副作用と上手く付き合うなら、辛い時に頼りになる存在です。
薬剤師さんが何を考えて、どんなことをサポートしてくれるのか。がん専門薬剤師の宮本さんに聞いてみました。
こんにちは。薬剤師の宮本と申します。私は静岡県浜松市内の病院で薬剤師として主に外来通院されているがん患者さんと接しています。
飲み薬で治療されている方、点滴薬で治療されている方、痛み止めを使用されている患者さんと接することが多いです。その際、患者さんから自宅での状況をお聞きして、現在の治療から何か変更する必要があるかを患者さんと一緒に考えながら、その結果を医師の診察につなげたり、看護師と連携したりしています。
具体的には、吐き気止めを追加する必要があるか?治療薬の量を減らした方がいいか?治療を休んだ方がいいか?痛み止めを増やさなくていいか?などです。 また、患者さんにはいろいろな情報を提供しています。
病気や治療の事だけでなく、日常生活でやっていいこと、やってはいけないことなどもお伝えします。例えば、「こんな時はすぐに連絡してください」や「食べたい物を食べ、行きたいところに行き、したいことをしてください。ただ、無理のない程度に」などです。
患者さんの中には根拠の乏しい情報を信じたり、やってはいけないことばかりになると思い込んだりする人が少なくないので、その人らしい生活が送れるように、「情報は、事前に、正確に伝える」ことを心がけています。
宮本さんも作成に携わっていた”患者さんのための乳がん診療ガイドライン”は、すべてのページを以下のリンクから読むことができます。
[blogcard url=http://jbcs.gr.jp/guidline/p2019/]
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