なった人にしかわからない、先輩患者さんはこの気持をどう乗り越えたのだろう、私のもやもやはどうしたらいいのだろう。そんな気持ちを整理したり、情報の糸口をみつける相談窓口があります。

今回は2つの窓口を紹介します。どちらも無料で、だれでも、何回でも利用することができます。

心の相談できる窓口はありますか?
  1. がんの拠点病院にある「がん相談支援センター」
  2. 日本対がん協会の「がん相談ホットライン」

1 がん拠点病院にある「がん相談支援センター」

全国のがん診療拠点病院に設置されている公的な窓口です。その病院に通院していない人でも相談することができます。何をどこに相談したらいいのかわからないという患者さんは、以外に多いのです。自分の悩み事を相談する窓口がわからないときは、まずここに連絡してみてはいかがでしょうか。

 

「がん相談支援センター」は、全国の「がん診療連携拠点病院」や「小児がん拠点病院」「地域がん診療病院」に設置されている、がんに関するご相談の窓口です。

広く大きな内容を受け付ける窓口で、情報の糸口を見つけるお手伝いをしてくれます。こんなことを聞いていいのかなと遠慮される方がいますが、どうぞ遠慮なく相談してみてください。あなたが一人で悩んでいることを、しっかり聞いて、解決への糸口をみつけるお手伝いをしてくれます。相談窓口としては数少ない、治療の内容も含めてご相談できるところです。

[blogcard url=https://ganjoho.jp/public/consultation/cisc/content.html]

相談は患者さんご本人だけでなく、家族や親しい人も利用できます。もし、悩んでいることがあったら、ぜひ近くの相談センターを訪ねてみてください。電話やメールで事前にご予約をおすすめします。最近は、お電話での相談が増えているそうです。

これらの病院は、全国どこにお住まいでも質の高いがんの医療が受けられるように、厚生労働大臣が指定した施設です。指定された施設は、治療の内容や設備、がんに関する情報提供などについて、一定の基準を満たしています。全国の「がん診療連携拠点病院」などについては、「がん診療連携拠点病院などを探す」をご参照ください。

[blogcard url=https://ganjoho.jp/public/consultation/index.html]

 

2 日本対がん協会の「がん相談ホットライン」

各種類の専門家が電話で相談を聞いてくれます。相談にのるのは、看護師や社会福祉士などです。

がんになると、治療や副作用のこと、お金や仕事のこと、毎日の暮らしのこと、人間関係のこと、
がんとの向き合い方やこれからどう生きていくかなど、様々な悩みや心配事が出てきます。
誰かに気持ちをきいてほしい時や、不安で仕方がないという時もあるかもしれません。
そうした不安や悩みを伺い、どうすればよいのかを一緒に考えます。

[blogcard url=https://www.jcancer.jp/consultion_and_support]

こちらは、悩んで心が重くなったことを一緒に支えてくれる、気持ちのサポートがメインのようです。公開されている相談内容についてのグラフによると、症状・治療・心の問題が多くを占めています。それらを、経験豊かな看護師や社会福祉士が電話で相談にのっています。 がん診療のスピードに自分の心がついていかない、手術などによる外見の変化や自分の生活の変化が受け止められない、そんなときはぜひここに電話してみてください。PDFに詳しく相談対応の内容について書かれていますので、参考にしてください。

■がん相談ホットライン リーフレットPDF
https://www.jcancer.jp/wp-content/themes/jcancer-renew/img/hot-line/hotline-leaflet-2019.pdf


その他、誰でも相談できる相談窓口があります。
〈医療機関や学会,患者団体などが運営しているホームページ〉

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