病院の外、地域で患者さんのサポートをしている看護師さんが増えてきました。あなたの地域にもいるかも。病院にいるときだけではなく、地域のかかりつけナースとして、心を整える場所を作っている番匠(ばんじょう)さんにお話を聞きました。
自己紹介をお願いします

こんにちは。看護師の番匠(ばんじょう)と申します。30年間ほど浜松市の総合病院に勤務していました。2年前に病院を飛び出して、”まちの看護相談室り~ぶ”を開設し、体調に不安のある方や心身ともに健康になりたい方のサポートをしています。

看護師さとう
地域連携室やがん相談支援センターを体験して、今は地域で病院とは違う看護の場所を作っているのですね。がん看護専門看護師さんのいるところは、病院の中だけではないのですね。

 

病院の看護師さんと、り~ぶの番匠さんの違いは何ですか?

り~ぶでは、病院にいるときだけではなく、自宅に戻ってからも、ずっとあなたの「かかりつけナース」としてご相談にのります。ご利用している方からは「かかりつけナースを超えた存在」と言われています、笑。

看護師の枠を超えて、一人の母親、妻、仕事との両立、嫁姑問題、介護経験などさまざまな人生経験をふまえた、まるごとあなたを支える人生の伴走者です。具体的には、病気のこと、子供との向き合い方、夫との関係、仕事のこと、これからの人生のこと、医療者との上手な付き合い方などなどです。

不安などストレスとの付き合い方として、ヨーガセラピーの指導もしています。

看護師さとう
ヨーガって体を動かすだけじゃないんですね。心を整える方法としてのヨーガを使いながら、がんなどで体調に不安がある気持ちを受け入れていくサポートをしている看護師さんもいるのですね。
番匠さん、どうしてり~ぶを始めたのですか?患者さんに伝えたいことも教えて下さい。

 

西洋医学だけでは解決できない、こころの問題や社会とのつながりのこと、これからの人生のことなどの悩みについて、病院という点の中での”患者さん”としてではなくて、地域社会で暮らす”一人の人”としての人生の歩みをサポートできる存在が必要なのではないかと思いました。

元々、どんな人にも困難を乗り越えていける力があります。その潜在能力を引き出し、最大限に生かすお手伝いをしたいと思っています。そして、困難と向き合いながらも夢を諦めない方の応援ができたらいいなと思います。

病気や障害があっても夢を持ち続ける人、その人同士がお互いに支えないながら夢を実現していくコミュニティがあってもいいんじゃないかなと思います。

 

治療中の今の辛さと向き合う方へのメッセージ

一人で悩まないで。見渡せば、あなたの周囲には、たくさんの応援団がいますよ。

 


この質問に答えてくれた番匠さんは、静岡県浜松市でまちの看護相談室り~ぶを運営しています。

[blogcard url=https://www.kangosoudan-live.com/]


専門家に聞いてみたいことを教えて下さい。
Speakでは、みなさんからの記事リクエストを募集しています。
下のリンクから質問をどうぞ。
https://forms.gle/EKmxsiX1wxatWTK58

Follow me!