ここでは、男性の患者さん向けの基本情報やライフハックをまとめています。先輩患者さんのリアルに基づく資料も公開しています。

1 男性だって脱毛は気になる。

抗がん剤治療で髪が抜けるなら、坊主にすればいいよとさっぱりしている方もいますが、坊主頭では居心地が悪い、仕事や生活が難しいという方もいます。男だから気にするな!の時代ではありません。

髪の毛、まゆ毛、体毛が抜けます。

髪はもちろんですが、まゆ毛やまつげ、脇毛や胸毛やアンダーヘアも抜けます。10人くらいに「どこから抜けた?」と聞いたところ、アンダーヘアから抜ける人が8人。2人は、同時だったそうです。

抜ける前に写真を撮って。

髪は帽子やウィッグ。まゆ毛とまつげは描いてカバーします。普段まゆ毛を書く習慣の無い男性には、いきなりまゆ毛を書くのはハードルが高いようです。髪型も、普段なんとなくでカットしていると美容師に伝えるのも難しい。ですから、抜ける前に顔の正面写真をスマホで撮っておきましょう特に抜けた後に眉を描く時に、一番参考になるのは元々のまゆ毛。顔の写真をスマホで撮影しておきましょう。

2 まゆ毛に悩む人は多い

眉が抜けてくると、顔の印象が変わってきます。怖い人に見られるからまゆ毛は欲しい、というご相談もあります。まゆ毛の描き方は、自己流だとかなり難しいのですが、最近ではYoutubeで描き方の動画や、描き方を紹介するサイトなどがたくさんあります。「男性・まゆ毛・描き方」で検索してみてください。

がん相談支援センターではまゆ毛の描き方を教えてくれるところもありますので、通院時に相談することをおすすめします。メイクを習慣にしている人たちは、10代の頃から眉を描き続けているから描けるのです。いきなり描くのは、結構ハードルが高いです。描いて失敗して凹む前に、遠慮なく聞いてください。

がん相談支援センター 全国にある一番身近な院内相談室 

3 男性向けの資料

アピアランスケア情報は女性向けが多く、それに比べると男性に向けた資料は少ないのが実情です(2021年現在)。一人で悩まず、検索で疲れ果てる前に、まずは受診している病院の医師・看護師・薬剤師さんにお尋ねください。

こちらの資料は、国立がん研究センター東病院が発行している男性向けのアピアランスケア資料です。とても読みやすく、先輩からのライフハック情報もあります。おすすめです。

男性向けアピアランスケア資料 国立がん研究センター東病院

 


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