抗がん剤とまとめて名前がついているこの薬、一体どんなものなのでしょう。ここでは抗がん剤と相談場所についての情報をまとめました。読むのにかかる時間約3分です。

1 抗がん剤は、薬物療法のひとつ

がんの治療は、大きくわけて3つの方法を混ぜて行われます。

  1. 薬物療法(抗がん剤を含む)
  2. 手術療法
  3. 放射線療法

この中で、①の一つが抗がん剤です。お薬でがん細胞を死滅させたり、がん細胞の増殖を抑えたりする治療のことです。薬物療法の中に抗がん剤、分子標的薬、ホルモン剤、免疫賦活(ふかつ)剤があります。

2 抗がん剤にも種類がある、副作用も違います

抗がん剤というと、すべて吐き気と脱毛などがあると思われていますが、違います。種類はもちろんですが、使う量や回数によっても違います。同じ薬でも数ヶ月の場合と数年の場合では、脱毛も髪の状態も違います。

3 抗がん剤=脱毛と焦らないで

抗がん剤を使う前には、必ず詳しい説明があります。想像される副作用の中でも、特に脱毛のことは丁寧に説明をうけられます。抗がん剤だから髪が抜けるとは限りません。

4 薬と副作用のことを知りたい時は

まずは病院で相談してください。受診中はまずはそこから。外来の受診時はもちろんですが、そうでなくても連絡や相談ができる窓口が病院ごとにあります。不安な時は、どこに聞けばよいかを確認しておきましょう。

直接聞きにくい時は、病院内のがん相談支援センターなどを訪ねてください。相談支援センターについては、こちらにまとめてあります。心のもやもやを感じたら がん無料相談の窓口を使ってみよう

本もあります。まとまっていて読みやすい本「患者さんのための乳がん診療ガイドライン」については、こちらの記事にまとめてあります。乳がん治療の基本を抑えよう 患者さんのための乳がん診療ガイドライン 

5 一人で不安にならないで

がん治療が始まると、初めてことがたくさんやってきます。それは、多くの人が感じる不安で、当然のことです。どうぞ一人で不安にならないで、遠慮なく近くの医療者にご相談ください。医療チームはいつでもあなたの味方です。

 


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